4.協働ロボットシステム導入の効果
協働ロボットシステム構築には、以下のような費用がかかります。
ロボット導入への想定工程 | ロボット導入により期待される効果 |
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ピッキング 整列・検査 (ラベル印字等)箱詰め 包装工程へのロボット導入 ※食品業界等 | 人手不足を緩和 |
夜間など、工場の長時間安定稼動が可能 | |
作業環境の改善が可能(高温多湿の作業工程等) | |
残業代が削減でき、コストを削減可能 | |
ロボット導入に合わせた作業工程全体の見直しが可能 | |
突発的に対応しなければいけない時に稼動時間調整が容易となり、機会損失を減らせる | |
作業者の経験、ノウハウによるバラつきを押さえられ品質向上につながる | |
人材募集にかける手間・コスト・時間を削減できる | |
(検査工程)ラベル印字確認 加工表面の傷のチェック 動作確認へのロボット導入 ※機械加工、化学プラント等 | 省人化によるコスト削減と価格競争力の強化 |
長時間の同作業の繰り返しに伴う人的ミスの予防と品質安定 | |
画像による検査データの整備により、トレサビリティが強化される | |
データの蓄積による製造工程改善へのフィードバック | |
重いワークの搬送など、人間では難しい作業がなくなり、作業環境が向上する | |
危険な作業が減り、労働環境が改善する | |
ロボット導入によりIoTも同時に進めることが可能になる |
出典:近畿経済産業局「平成 27 年度 産業用ロボットの新分野展開における導入阻害要因調査事業」参考に編集・加筆